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神戸インフルエンザ騒動

2009年05月25日 17:55

インフルエンザと生物進化

伝搬の速さ、進化の速さ、次々と起こる新たなウイルス感染症。ブログ休止中に生物学的に面白い事件が世界で起こったので、ブログをぼちぼち再開した。


なぜ国内初の新インフルエンザが神戸の高校生に発症したのかは分からないが、科学的には興味深いことではある。このウイルスがメキシコからやってきたのだとすれば、メキシコ帰りの誰かが感染したが発症せず、検出不能のままキャリヤーとして国内に入り、これが高校生にうつったと考えるのが妥当であろう。しかしなぜ高校生や年少のものにかかり易いのか,実はこれと似たウイルスがいて昔、流行ったのだけど、毒性も低くだれも気づかずに治り、その抗体をある年以上の者は持ったためだとかいわれるがその詳細は定かではない。今回流行ったのはそのウイルスが変異をおこして少し毒性をあげたため、騒がれたのかもしれない。

交通が発達せず、人の行き来が少ない時代、様々な菌やウイルスはある特殊な動物に寄生して生きてきた。豚や鳥や猿または犬や牛に感染し、個体に悪影響を与えず、長年これらの動物の体内でローカルに生き続けてきた。通常は人にはかからないのだけど、それらの動物と人とが近くで住み初め、菌やウイルスが人と接触する機会が増え、感染するような変異を獲得すると一気に人に感染し、更には悪性度を増した菌やウイルスとなる。エイズウイルスはアフリカの一地方に住んでいた猿が持っていたウイルスであるが、土地が開発されて猿の近くに人が住み始め、接触が始まると、人に移るように変異し、それが全世界に広まったとされる。

そのような変異は進化の過程での、生物が変異を獲得して変わっていく様と同じで、菌やウイルスにとっても変異が感染に都合のいいものだけとは限らない。何億やなん兆もの個体が偶然の変異によって様々に変わり、自分たちの生存に都合のいい変異を獲得した個体だけが、優位に生き残れる。菌やウイルスにとっても自然に淘汰され、あっという間に消えてしまうものもある。サーズはどこにいったのであろうか?
インフルエンザ一つをとってみても、生物は未だに進化/変異を続けている事を実感させられる。またそのスピードの速さには驚かされる。

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