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中山鹿之介

2008年12月01日 18:15

尼子一族と中山鹿之介

尼子一族の運命。毛利と中国地方の覇を争って、敗れ没落して行く尼子家に忠誠を尽くし自らも滅んで行った中山鹿之介。尼子家再興のため、圧倒的な大軍の毛利軍に対峙する悲壮感と絶望感。信長の政争の駆け引きに翻弄されていく姿。幼少の頃、このような読み物に涙し、義憤し、その生き様に感動した。
鹿之介は自ら命を断つことはせず、逃げて、逃げて、逃げのびて、艱難辛苦を排し幾度でも立ち上がり、尼子家再興を目指した。またいつも「我に七難八苦を与え給え」と祈り、身を挺して獅子奮迅の働きをするも、果せず惨死。享年34歳。その生き様の清冽潔癖さは人の心を打つ。

尼子家は宗家京極氏が守護を務める出雲の守護代として月山富田城(安来市広瀬)に拠り、出雲と隠岐の守護代を務めて雲伯の国人を掌握し、次第に実力を蓄え、中国地方で大内氏と対等な勢力図を築いた。
しかし大内氏を滅ぼした安芸国の戦国大名毛利元就の石見東部への侵攻を受けるようになり、その応戦中に尼子晴久が月山富田城にて急死。晴久の急死という最悪な事態を引きずったまま、晴久の子義久は毛利氏の攻勢に耐えきれず、1566年に月山富田城を包囲する毛利氏に降り、戦国大名尼子氏は滅亡した。
 立原久綱や山中鹿之介らは、義久、倫久、秀久の尼子三兄弟を杵築まで見送ることが許され、そこで主従決別の盃を交した。これが主君義久と尼子家臣らとの永訣であった。鹿之助らは望みを将来にかけて故国出雲をあとにした。

山中鹿之助(鹿助)
山中鹿之助は眉目秀麗で堂々たる体躯の若者であったらしい。戦場では三日月の兜をかぶり、獅子奮迅の働きをしてその勇壮ぶりが轟いていたという。
しかし、お家断絶後、鹿之助の人生は、ひたすら「尼子家の再興」に費やされることになる。

山中鹿之助らは1569年に京都で出家していた尼子一族の孫四郎を還俗させ、勝久と名乗らせた。
そして、その勝久の元に主家再興の兵を挙げた。
但馬から海路で隠岐を経て出雲に上陸するや、鹿之助はすかさず各地に檄を飛ばし、
短期間の間に6,000もの兵を集め、新山城を拠点にし、かつての本拠・月山富田城を狙う。尼子軍は新山城に本営を移し、故城の富田城を攻撃したが奪回できず、明けて1570年、2月、迫り来る毛利軍25,000を7,100の兵をもって月山の近くの布部山(要害山)に迎え撃った。しかし、毛利の大軍の前に大敗し、尼子十勇士の一人横道兵庫助を失った。ついで、山中鹿介につぐ十勇士の大立物、秋上庵介が毛利に降り、さらに佐太の勝間城の戦に勝久の側近、三刀屋蔵人や十勇士に名をつらねる上田早苗介が討死した。尼子方高瀬城主米原綱寛は毛利方に城を明け渡し、尼子の本陣新山城に退去した。鹿之助自身も伯耆末石城に居たところを攻囲され、降伏してしまう。
これによって鹿之助はかろうじて一命は助けられるも、尾高城(現米子市)に幽閉され,再興第1戦は終わる。

尼子牢人が京都に走ったころ、鹿之助も脱獄して京へとのぼる。その頃、戦国の舞台は織田信長によって回転の速度を早めようとしていた。鹿之助らは信長の援助を得て因幡国に進出し、再興第2戦を企図する。しかし、因幡から伯耆、そして出雲奪回への計画はもろくも崩れ、またも京都に舞い戻った。

 尼子再興の第3回戦の舞台は山陰から山陽に移され、播州上月城が主戦場となる。すなわち、信長の先陣で中国征伐の総帥羽柴秀吉と、毛利の総帥毛利輝元を補佐する吉川元春・小早川隆景との対決である。 毛利方の赤松氏が籠る上月城は秀吉軍によって落とされ、代わって尼子勝久・山中鹿之助らが羽柴軍の最前線を担い上月城に入った。毛利軍は山陰山陽の両道より三万の軍勢を以って、1578年、上月城を包囲した。秀吉は急ぎ救援の為、高倉山に陣を進めたが、信長の指示により三木城攻略を優先し、尼子主従は見捨てられた。上月城は孤立し遂に勝久は毛利氏に降伏、開城自刃し尼子氏は滅亡した。ここに出雲尼子氏は完全に滅亡したのである。上月城はJR姫新線「上月」駅又は中国自動車道の「佐用」で降り、神戸より車、電車で2時間の場所。
こんな小さな山城を3万の毛利軍が十重二十重と囲ったとはまさに強者どもが夢の跡。
 一方、鹿之助は降人となり捉えられて、西へ送られる途中、備中松山城のふもと、高梁川と成羽川の合流点にあたる合の渡において謀殺された。鹿之助は、忠誠を貫いた一生を終えた。34歳
しかし、山中鹿之助の遺児で次男である新六は後に鴻池と名乗り、豪商、鴻池家がここにはじまる。
歴史の第一幕が終わり、第2幕の歴史がここに始まる。

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