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研究費削減か?

2009年11月21日 13:32

研究費削減時代の到来

民主党政権が誕生して3ヶ月がたった。莫大に膨らんだ予算をカットするため行政刷新会議での事業仕分け作業が始まった。当初、研究開発予算は減額しないと言っていた民主党政権は急遽、その主旨を変え、研究開発費の予算カットにまで乗り出したようだ。

今週のNature(462: 258-259, 2009 ), Science(20:1046-1047,2009)誌はこぞってその話題を取り上げている。その概略は下記のようだ。やり玉にあがったのがSpring-8, Super Computerや海洋削掘プロジェクトだ。しかしそのような大型プロジェクトのみならず、一般の研究費までカットをもくろんでいる。

鳩山政権の公約は政府支出を「無駄なプロジェクから一般大衆に利益を与えるような(高速道路無料化)社会主義的政策にシフトする」ことだ。
鳩山首相は8月には科学研究へのサポートは減らさないと言っていたが、10月にすでに補正予算で決められていた「世界最先端研究開発支援プログラム」への予算を2700億から1000億に削減した。総合科学技術会議の後、鳩山首相は日経新聞に対し、「自分も研究をやっていたから分かるが、研究者や学術関係者は自分自身の研究に酔いしれている。新しい社会構造に相応しい学術研究を促進しなければならない」と述べた。

研究開発関係プロジェクトをチェックする第3ワーキンググループの19人は経済学者、財政戦略家、地方政府関係者、および一般代表者と少数の研究者だ。言ってみれば研究とは縁のない素人の集まり。そのワーキンググループによりSpring-8の予算は3分の1から2分の1のカット、理研のBioResouce CenterやPlant Science Centerの予算は3分の1カット、海洋削掘予算が10-20%カット。更には競争的資金で研究者のコアーの研究費である科研費も単純化され縮小されることになった。これらの案は行政刷新会議にかけられた後、財務省が最終予算をつける。大型の応用科学の予算のみならず、基礎研究の予算、しいては雀のお涙の競争資金までもがカットの対象である。今後研究予算がどうなっていくのか見守っていく必要がある。
国の科学技術関連予算の基本的な考えについては内閣府のホームページのhttp://www8.cao.go.jp/cstp/budget/index.htmlを参照のこと。

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