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投網蜘蛛(Net casting spider)

2010年08月13日 14:19

投網蜘蛛 目玉蜘蛛
蜘蛛には様々に変わった奇妙な性質をもったものが多い。 ここに紹介するのは投網のようなネットを投げて獲物をとらえる蜘蛛(Deinopis ravidus)でNet casting spider, Stick spider, Web-throwing spider ともOgre-face spiderとも呼ばれる。この蜘蛛は名前のようにネットを投げて獲物をとるが、似たような蜘蛛に投げ縄蜘蛛と呼ばれる粘着性の蜘蛛の糸の輪をくるくると回転させ、フェロモンでおびき寄せた蛾を罠にかける強者もいる。

投網蜘蛛は大型で動きの遅い蜘蛛であり、長い胴体を持ち30 mmにも及び、棒状(Stick spiderの由来)の足を持つ。色は明るい褐色か灰色。他の蜘蛛と同じように8つの目を持ち、そのうちの2つは異様に大きく顔面に飛び出していてあたかも2つのサーチライトのように(Ogre-face spiderの由来)見える。日中は休んで葉っぱから頭を下にしてぶら下がっている。夜に活動を始め、草木の影に隠れて、獲物を待つ。雌と雄は全く異なった形をしていて(写真1雄、2 雌)、他の蜘蛛は通常雌の方が雄よりも大きいが、この蜘蛛は雄の方が大きい。この蜘蛛は餌を捕獲するネットを編む。日没後、ネットを編み始め、一時間半で編み上げる。ネットは青白い四角形の形をし(写真3)、広げると4-5倍の大きさになる。捕獲ネットは粘着性は無いが獲物を絡め捕れる。ネットを2対の足で持ち,上下させて獲物が通りかかるのを待つ。獲物が通りかかるとネット(写真4)を投げて捕まえる(Net casting spider,の由来)。その際、すごい事に蜘蛛は、白いスッポトをネットの真下に描き、獲物を捉えるマークとする。獲物がそのスポットを通りかかるとネットを投げる。まさに魚を捕る際に使う投網そっくり。

蜘蛛ってどうしてこのようなテクニックを編み出したのであろうか。この蜘蛛にしろ、投げ輪蜘蛛にしろ、恐れ入る。

写真1雄 写真2 雌 写真3 ネット 写真4 投網を構えた蜘蛛
Deinop3.jpg
Deinop5.jpg
Common5.jpg
spider0002.jpg

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