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生物の多様性(2)

2008年05月23日 19:29

恐竜はなぜあれほど大きくなったのか?

進化論の話しをしていた時、研究室のDai君が質問した。「恐竜はなぜあれほど大きくなったのか、サイズの限界は?」これが宿題となった。
宿題の答を「リチャードフォーテイの生命40億年史、草思社刊」より見つけた。
恐竜化石によれば、大きさのエスカレートに歯止めがかからない様が見える。まるでいったん開始されれば、決められたコースをまっしぐらという感じである。アルゼンチンの三畳紀後期の地層に見つかった最古の恐竜は、人より少し大きいくらいのサイズだった。その時期のかなり早い段階から、恐竜は骨盤の形により「鳥型骨盤」類と「とかげ型骨盤」類に分かれたが、とかげ型骨盤類からは肉食,草食とも巨大な種類が登場した。最大の草食恐竜はスパーサウルスとかサイズモサウルスとかと名が付けられているが体重50トンで体長は80メートルに達した。
サイズがどんどん大きくなった理由の一つが、食物をめぐる競争にある。頭をより高い位置にまで伸ばせるようになれば、競争者には届かない木の葉を食べることができる。また温暖な気候下では身体が大きい方がエネルギーを節約する上で有利だったこともある。ではサイズには限界はないのか? 
木の高さには限界がある。葉の表面からの蒸散作用による根からの水の吸い上げられる高さに限界があるからだ。また骨と筋肉で支えられる重量にも、力学的な限界がある。そういう訳で、最大の陸上動物にも、木がエンパイヤーステートビルにまで伸びるのを阻止していると同じ物理的法則が大きさを限定した。それ以上の大型の動物を生み出すには重力が課す設定から解放される必要がある。
という訳でサイズの限界は木の高さの限界と同じで重力に支配され、サイズモサウルスが限界であろうと考えられている。
カンブリア紀の生物種の爆発的多様化やなぜ恐竜が滅んだのか、についてはまたの機会とする。

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