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生物の多様性(3)

2008年06月11日 11:45

カンブリア紀での生物の爆発的進化

カンブリア紀に生物種がなぜ爆発的に増えたのか?その最大の理由は自然界における競争原理の導入である。
カンブリア紀初期の地層からは、先カンブリア紀には見られなかった有殻微小化石なるものが突如出現し始める。この事は殻や骨格をそなえた動物が現れはじめたことを意味する。生物圏において体のサイズが重大な意味を持ち、大きな体を作るにはそれを支える支持構造(骨格)が必要である。殻はリン酸カルシウムで出来たものや、現在の動物の殻として一般的な炭酸カルシウムでできたものもすでに存在した。一旦骨格が形作られると、大きな生物が、ほとんどは節足動物が出現してきた。その代表が三葉虫だ。さらに大切なのは、カンブリア紀になると何よりもそれまでの共存共栄の関係が崩れ、食物連鎖の関係が始まり、がつがつと食らう動物が出現し、補食という行為が始まったことである。これ以降、地球上では力による序列、弱肉強食が横行するようになる。カンブリア紀に進化した動物達は迫り来る捕食者をさけつつ、子孫を残す懸命な努力をする。生態的関係に競争が導入され、動物達はお互いに競い合い、適応度を高めて行った。捕食者が現れると、非補食者側に防御用の外骨格が進化した。それがさらに優秀な捕食者の進化を促し、それがさらに頑丈な殻をもった生物の出現を促し、一種の軍備拡張競争が続いた。骨格を獲得したがため、それまでは数ミリ程度しかなかった節足動物の、サイズがどんどんと大きくなれるようになった。一方で、カンブリア紀になると酸素濃度がある一定以上に達し、大型動物の呼吸が可能となった。これらがカンブリア紀に爆発的に生物種が増えた主な理由である。
カンブリア紀には骨格を備えた動物が出現し、それが連鎖反応のように、次から次へと変化が起こり、生物界で「食うと食われない」の進化の競争が起こった。現在の人間社会でも起こっている競争原理の導入による効率化と技術革新の促進と同じ原理が自然界においては命をかけた進化競争へと駆り立てて行った。競争は人間社会においても自然界においても緊張感を高めて、ある目的に向かって動物(人間)を駆り立てる最大のブースターだ。その最大のものが戦争である。

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