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蜘蛛 (Part 1)

2008年08月28日 09:22

蜘蛛 蜘蛛の糸

小さい頃、小学校の低学年の頃、女郎蜘蛛を山からとってきて、庭の木の枝先や軒先で飼っていた。女郎蜘蛛同士を一本の木の上で決闘させ、その勝ち負けを競う遊びが流行っていて、それようの強い蜘蛛を飼育するためである。女郎蜘蛛は日本に生息する蜘蛛の中では大型で堂々たる胴体には金色と黒のりっぱなストライプがあり、長い足で、大きなネットを張っている。そのネットの上よりに英語文字らしき模様があり、近所のガキ連中達とこの蜘蛛は英語が書けるんだなんて妙に感心したりしていた。一本の木の上の蜘蛛はにらみ合い、お互いに長い足でもって攻めかかる。勝敗はあっけなく、負けた蜘蛛は糸をたらして木の上から逃げて行くか、糸でぐるぐるに巻かれてしまう。家の軒下や木の枝で蜘蛛を飼っているのを、よく母親にしかられた。日も暮れて薄暗い闇の中を、なにげなく通りかかると蜘蛛の糸がべっとりと顔にはりつくし、突然目の前に大きな金色の蜘蛛が現れると、今から思えばさぞかし肝をつぶしただろうことが想像できる。可愛い仲間であり、時々昆虫やハエを餌にあげると、お尻から糸を繰り出し、あっという間に簀巻きにしてしまう。蜘蛛の張るネットは円形で大きく7-80cmにもなろうとする。その中央に手足をX字のように伸ばし獲物がかかるのをまっている。その堂々たる姿に見入ったものだった。
最近までこの蜘蛛を女郎蜘蛛だと思っていたが、じつは黄金蜘蛛であるらしい。「女郎蜘蛛は夏以降に成熟し、秋に産卵する。網は大きくて下に長い馬蹄形で、白い帯はつけない。腹部は長い楕円形で、黄色と灰青色の横帯模様にたいし、黄金蜘蛛は初夏から夏にかけて成熟し、卵を産んで死んでしまう。網は標準的な円網で、そこにX形に白い帯(かくれおび)をつける。腹部は丸みを帯びた五角形に近く、黄色と黒の横帯模様」であるそうだ。(Wikipedia)小さい頃みていたこの横文字みたいな模様(隠れ帯)が黄金蜘蛛の特徴であるようだ。黄金蜘蛛同士を戦わせる遊びは、いまでは廃れてしまったけれど、鹿児島県加治木町では今も「蜘蛛合戦」を年に一度の行事として6月に盛んに行なっている。
これらの蜘蛛はJSTX-3という神経毒をもっている。この毒は興奮性神経の伝達を司るグルタミン酸受容体を阻害する。この毒を昆虫に打ち込んで、昆虫の行動をうばい、ゆっくりとご馳走に預かろうという戦略だ。この女郎蜘蛛トキシン(JSTX-3)は川合述史先生によって発見された。川合先生はもともとT大学の神経科で電気生理の研究を行なっていた一風変わった先生だ。ひょんなきっかけから親しくつきあわせてもらった。

川合先生と知り合ったきっかけ、やトキシン発見に至った経緯、や蜘蛛の進化、様々な蜘蛛について、今後、蜘蛛シリーズで書いて行きたい。

写真 黄金蜘蛛(Wikipediaより)

600px-Argiope_amoena(Female).jpg
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コメント

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  2. lonelypenpen | URL | -

    Re: Re:蜘蛛 (Part 1)

    蜘蛛に刺され大変な目にあっているとのメールを頂きました。

    蜘蛛に刺され症状が重く、大変な目に会われたそうで、ご同情申し上げます。
    蜘蛛に刺された直後ですと、毒を出す、薬を飲む、抗血清を打つなどの処置で、症状が軽減出来たかもしれません。それから時間がたった今もしびれや痛みが残って大変だそうですが、症状を軽くする薬剤を飲むなどの対症療法しかないのかも知れません。いずれにしましても、私は蜘蛛毒の専門家ではありませんので、専門家に一度相談してみてはいかがでしょうか?
    多分、日本中毒情報センター(大阪:http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf )電話:大阪中毒110番 (24時間対応)   072-727-2499
    で相談にのってくれると思います。
    1日も早く回復されることを祈っています。

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