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蜘蛛の多様性(Part 3)

2008年09月05日 19:23

蜘蛛の進化

蜘蛛は大きく2種類に分けられる。まずは原始的な蜘蛛でタランチュラなどがこのグループに入る。もう一つはより進化したタイプでAraneomorphaeと呼ばれる。原始的な蜘蛛は牙を上げ下ろしして、縦に噛むのに対し、進化した蜘蛛は横に動かして噛む。原始的な蜘蛛は1,000種程度存在し、進化した形の蜘蛛は36,500種程度存在する。蜘蛛は化石になりにくく、古生代の地層からごくわずかに出現し始め、中生代の地層からもわずかに出土している。
 初期の蜘蛛は糸を卵を包むとか精子をつなぎ止めることに使っていた。次に巣作りや歩行路に使った。そして昆虫を捕まえるネットとしては1億6000年前、恐竜の時代に使われ出した。その頃の蜘蛛はすでに現在の蜘蛛と同じで、横糸を編むことができた。
最初の蜘蛛は4億年前、デボン紀にEurypteridと呼ばれる甲殻類から発生した。最も古い化石上に登場する蜘蛛はPreocteniza crassipesという蜘蛛でデボン紀に地球上を這い回り、狩りをしていた。8本の足を持ち、サソリのようなはさみを縦に動かしていた。進化したタイプの蜘蛛は2億5000万年前に出現し、はさみをひねらせ、横に動かす事が出来るようになった。
更に進化してactive hunterとpassive hunterとなり、糸を獲物を捕るのに使うか、使わないかで分かれた。また如何に巣をはるかでも分けられる。ある蜘蛛は獲物をとるためにネバネバした糸を編む。またある蜘蛛は非常に細い糸をからめ、マジックテープのように使う。ネットを張らない蜘蛛は地面の穴の中にじっと潜んで、獲物が通りかかると、飛び出して射とめる。タランチュラがこのタイプである。
巣を張る蜘蛛は3種に分けられ、Nephila, ArgiopeとTetragnathaがその代表である。Nephilaは昆虫がネットに入ってくると0.5秒以内に獲物に近づき、小さい獲物の場合はすぐに噛み付き、ネットから住処へと連れ去る。大きくて危険な獲物の場合は素早く噛み、離れ安全なところで待つという行為をくりかえし、弱るのを待つ。けして糸で獲物をくるむことはしない。Argiopidsは低いところに巣を張り、バッタやコオロギを待ち構える。最初に噛み、そして糸でぐるぐる巻きにする。サイズが小さい獲物はぐるぐる巻きにしてから噛む。Tetragnathidsは後ろ足で獲物を廻しながら、糸を巻き付ける。湿った所に住み、主に蚊を待ち伏せる。
蜘蛛には、樹上に巣をはりトンボや蝶を主な餌とするもの、草間に巣を張り、バッタやコオロギを待ち構えるもの、湿地帯でボウフラから返った蚊を待ち受けるもの、又は土中に穴を掘り潜み通りかかる獲物を待ち受けるものなど餌の種類で、棲み分けをしている。その住処、食性によりそれに適応した進化を遂げてきた。このような目で蜘蛛を見れば、気持悪いからまた違った見方が出来るかもしれない。例えば、家に住み着いているハエ取り蜘蛛なんかよくみると可愛い。ペットにしたいくらいだ。言い過ぎ?

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コメント

  1. くりくり | URL | -

    私は地獄行き決定。

    蜘蛛シリーズ、Part3まで楽しく読ませていただいてます。
    なんとまあ、奥の深い虫?いや、クモって、昆虫の仲間ではなかったですよね?
    えっっと、それじゃー、クモって一体?何??‥‥などという、おバカな私。けど、「意外に凄いっ!!」クモって!!‥‥と、今はひたすら感嘆しております。
    そういえば、2、3日前のTV番組で、クモが、6種類?もの糸を使い分けていることを知りました。獲物を取るためのネバネバ糸、卵を保護する柔らか~い糸、足場にするネバっこくない糸、などなど(そういえば、ペンペンさまも同じようなお話、されてましたね)。しかも、クモの糸は、自然界の繊維の中で一番強いのだそうですね。けれど、1匹ごとの糸の量が少ないからクモは糸の消費を抑えるために、巣の痛んだ所だけ直したりしてエコに励んでいるのだそうです。脱帽です。なんて、立派な方!
    今まで、クモの糸(巣)と見るや、ただちに、棒で(決して、手は使わない。ネバネバして気持ち悪いので)ブチッと切ってしまっていた不埒な行いを悔いております。
    ですが、あの姿形は如何ともし難い。「気持ち悪い!!」と思うのは人間の身勝手かもしれませんが、ペンペンさんの如く、「ハエ取り蜘蛛なんかよくみると可愛い。ペットにしたいくらいだ‥‥。」などという域には、到底達せそうにはありません。ただ、どんなに大きな気味悪いものに遭遇しようと、私はクモに対しては、無抵抗主義を貫いております。それは、あの言い伝えのせいです。

    「朝の蜘蛛は殺しちゃだめ。夜の蜘蛛はいいけど。朝の蜘蛛は神様のお使いだから。」

    むかーし、むかし、私がまだ小さい頃から、いやというほど聞かされてきたこのフレーズが呪縛となって、もう身動きとれなくなります。しかも、このクモは、夜のクモだけど、今朝見たクモと同じかも?などと考えてしまうと、もう混乱してしまってどうしていいやら。ましてや、お昼間に遭遇してしまったらどうする??
    なので、私にとっては蜘蛛=気味悪さ60%+神々しさ40%、というところ。この言い伝えに、かなり洗脳されてしまっております。

    この神のお使い説、もしも、クモは害虫を食べてくれる良い虫?であるから殺すな、などというところから来ているなら、なぜ、夜ならいいのかがわからない。
    ペンペンさんも子供のころ、聞かされませんでしたでしょうか?この言い伝え。
    大識者ぺんぺん様、もしもご存じでしたら教えてください。例え、真実を知ったからといって、今更、クモに対して大量殺戮など行う気など毛頭ございません、のでご安心ください。

    あー、そういえば、芥川さんの小説で「蜘蛛の糸」っていうのがありましたね。「地獄に落とされたカンタダ?カンダタ??が、生前、クモを助けたという、たったひとつの善行によって、お釈迦さんから垂らされた一本の細いクモの糸につかまって極楽にのぼっていこうとしたところ、あとからあとからそのクモの糸にしがみつき、我も我もと登ってこようとする地獄の亡者達を、糸が切れるのを恐れて蹴落とした。その途端、極楽行のそのクモの糸が見事にプツンと切れて、哀れカンダタ、カンタダ?は、またもや地獄の底に落ちてしまいました。」という、あの話です。ここでも、やはり、神のお使い的に扱われているようで、芥川さんも、クモを殺せないうちの一人なのかな?などと思うと、親近感感じてしまいます。あー、だから、クモの姿形はあんなにも恐ろしげなのかもしれませんね。私たちは、試されているのですよ、きっと。姿形で惑わされる愚かな者であるかどうかを、、、神様から。

    とすると、こよなくクモを愛するペンペン様は、間違いなく極楽行。クモの糸と見れば直ちに切断し、クモを殺さないのは神罰が怖いから、などという邪な気持ちのこの私などは、確実に地獄行きですね。

    でもです。私が地獄に落ちて、そして、例えば、ちょっと哀れに思ってくれたお釈迦さまが、同じように、蜘蛛の糸を垂らしてくれたとして、私のあとから、山のように、その糸をつたって、亡者たちが登ってこようとも、私は、彼らを蹴落としたりしません。なぜなら、
    蜘蛛の糸が、何より強いことを学んだので‥‥。

    さて、こんな私、見事に天国までたどりつけるのでしょうか?

  2. penpen | URL | -

    くりくりさんへ

    私は蜘蛛は殺していませんが、実験でネズミの大量虐殺をしているので、三途の川を渡ったらそく真っ逆さまに地獄行きでしょう。くりくりさんなどは可愛いもので、殺したといえども数匹で地獄行きだったら、河井先生なんかはえんま様の真ん前の地獄の特等席がすでにリザーブされていること間違いありません。河井先生は蜘蛛地獄、私めはネズミ地獄となりましょうか。

     朝の蜘蛛と夜の蜘蛛ではこうも扱いが違うんですね。私めも小さい頃にこのような話しを聞いた事がありましたが、深く考えたことはありませんでした。蜘蛛を飼っていたので、朝でも夜でも殺すようなかわいそうなことはしませんでしたが。「朝の蜘蛛は縁起がよく夜の蜘蛛は縁起がわるいので殺せ」などという迷信は地方によって其の言い伝えが違うようですが、だいたい「朝の蜘蛛は福が来る夜の蜘蛛は盗人が来る」と言い伝えられているようです。
    なぜこのように言い伝えられているのかは不明ですが、蜘蛛は天気がいいと網作りに励み、雨だと網は作りません。天気がいいとお客がやってくる。其のため,朝の客は歓迎だが、夜に客(泥棒)は歓迎できないから来ているのかもしれません。
    くりくりさん正解を教えて。

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