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トンボ

2008年09月10日 17:02

秋の訪れとトンボ

あれ程暑かった夏も、ここ一週間朝晩は涼しく、我が世の天下とばかり鳴いていたクマゼミもめっきり声を潜め、今や夕風にのって虫の音が聞こえる。涼しさが感じられるようになると、あきあかね(赤トンボ)が山間部から低地に降りてきて、人目につく機会が多くなる。赤とんぼが群れて飛ぶ姿をみるとああ秋だと感じさせる。
小学校低学年、夏休みはもっぱらヤンマ採りで暮らした。真夏の炎天下のあぜ道を捕虫網を持ってうろついた。遠くの方から稲の若穂がそよいで、さわさわという風の音が次第に近くなり、そばの稲穂が一陣の風とともに揺れる。その風にのってヤンマが音もなく網をかいくぐり高速で駆け抜ける。小さな川辺の小石の上を、橋のたもとを、網を出すのをあざ笑うかのように駆け抜けて行く。オニヤンマでもいれば大変。そのトンボめがけてつけ狙うも、所詮、網ではまず捕れない。数日に一匹捕れればいい方だ。暑い日差しの中を、毎日あれ程夢中になって歩き回わり、なぜあんなにトンボ採り(赤とんぼやしおがらトンボではない)に夢中になっていたのか、今考えてみても判らない。蒼い大きな目で翅に陽を反射させ、高速で自在に飛ぶヤンマの姿に憑かれたのかもしれない。暑かった昼間の太陽も漸くかげり、茜の空がうす墨に変わり始める頃、薄暮の涼風にのって駆け抜けるヤンマの姿は美しい。このトンボに憑かれたような生活は都会の学校に転校したことで終止符を打つ事になった。
世界に5,000種、日本に200種近くのトンボがいるという。トンボの王様であるオニヤンマという大型種から、2cmたらずのハッチョウトンボまで。トンボ目(Odonata)はイトトンボ亜目(均翅亜目)、ムカシトンボ亜目(均不均翅亜目)とトンボ亜目(不均翅亜目)に分かれる。分類の通り、イトトンボ亜目は前後の翅が同じ形で、腹部が細長く、翅を閉じて止まる。ムカシトンボ亜目も前後の翅が同じ形で、翅を閉じて止まる。トンボ亜目は後ろの翅が前の翅より広く、翅を広げたまま止まる。ヤンマやアキアカネなどの通常のトンボはこの範疇に入る。
昆虫が翅を創りだし、空を飛ぶようになった経緯はすでにFlyingで述べた。今から3億年前の石炭紀に翅を獲得した昆虫、カゲロウの仲間(Paleodictyoptera)が登場した。これがトンボの先祖だと言われている。トンボの複眼はお互いに近接し、各々の目は30,000個の目よりなり、180度の視界を見渡せる。少し首を動かせば360度見える。そのことによって、トンボは素早く動き、獲物を捕獲できる。水辺で暮らし、卵から返ると、水中でやごとして生活する。大人になると飛び始め、空中で餌を捕獲する。7 km/hの速さで飛行し、空中でのホバーリングや後方へも横方向へも自由自在に飛び回れる。翅は休んでいるときも折り畳まず、飛翅筋は胸部に接着している。翅は翅脈が網の目のように張られ、強度を補強している。トンボの腹は10個の節で分けられている。足は獲物を捕獲するときや木の枝に捕まる時に使われるが、歩く事には使われない。トンボはどんなに近い距離でも飛んで移動する。
振り返ってみれば、小学校低学年時代、トンボとり、セミ採り、昆虫採集(人気のあるカブトムシやくわがたには余り興味がなかった)、川遊びや魚つりと季節を問わず、学校から帰ると鞄を玄関に放り投げ、あたりが暗くなり、夕食の匂いがただよってくるまで、外で遊んだものだ。その中でもトンボ採りはヤンマというトンボに憧れみたいなものがあって、夢中になって追いかけた。そのためか?成績が悪く底辺近くにいて、いつも母親にしかられた。
小学校高学年になると今度は化石や鉱物採集に夢中になり、これまた成績があがらずおこられた。化石や鉱物の話しは後日。

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